2018年11月6日～7日の2日間、本学想海樓ホールにて「政府に対する科学的助言に関する国際ネットワーク(International Network for Government Science Advice: INGSA)」第3回会合を開催しました。本会合は、INGSAおよび本学、科学技術振興機構（JST）の主催によるものです。

世界各地を会場に隔年で行われる本会合。今回はScience Advice for a Changing Worldを全体テーマとし、ヘレン・クラーク 前国連開発計画総裁や岸輝雄 外務省科学技術顧問など、40か国以上から科学的助言に関わる科学者、政治家、行政官ら約300名が参加しました。

それぞれの関わっているプロジェクトや体験した事例の共有・検討を通し、科学者が提供しうる知見と行政担当者が求めている知見とのギャップや、科学的知見自体が持つ不確実性など、共通する課題について意見を交換しました。特に2030年を達成目途に取り組みが進められているSDGsをはじめ、AIのガバナンス、議会にどう働きかけるべきか、といったセッションが注目を集めました。

次回の会合は2020年11月2日～4日にかけて、カナダ・モントリオールで開催されます。

INGSA2018（INGSA ウェブサイト）