2018年2月1日にGRIPSフォーラム特別講演会を開催し、Rizal Ramli氏 (前インドネシア海洋担当調整大臣) を講師としてお招き致しました。

• 概要:

米国トランプ大統領の新外交攻勢、中国の政治、経済、軍事各方面での急速な台頭により、国際情勢、とりわけその一部である東アジア情勢は、我々が好むと好まざるとにかかわらず、既存秩序の変化に直面しつつある。そうした中で歴史的に強固な友好関係を維持してきたインドネシアと日本もそれぞれ新たな局面への対応を迫られている。今後に向けて両国の課題を検証すると同時に、あるべき進路について語った。

また翌2日には、インドネシアと関わりの深い日本の関係者や本学に在籍するインドネシア人学生を招き、本学会議室にて特別セミナーが行われました。冒頭、園部哲史副学長から前日に引き続いての来学に謝辞が述べられたのち、Rizal氏からインドネシアと日本を取り巻く環境や両国の今後の課題についてのお話があり、参加者にとって意義深い時間となりました。

講演者略歴:

1954 年12 月　西スマトラ州生まれ。

2000 年　エコニット( 独立系経済シンクタンク) 創設

2000 年3 月～ 2001 年2 月　食糧調達庁長官

2000 年8 月～ 2001 年6 月　経済担当調整大臣

2001 年6 月～同年8 月　財務大臣

2007 年　セメン・グレシック社( 国営セメント会社) 社長

2015 年　インドネシア国営銀行(BNI) 監査役

2015 年8 月～ 2016 年7 月　海洋担当調整大臣

学歴
1973 年　バンドン工科大学(ITB) 物理工学部
1980 年　ボストン大学修士号取得
1990 年　ボストン大学にて博士号取得（経済学）