政策研究大学院大学は、2017年11月24日、開学20周年を記念する式典および祝賀会を開催いたしました。催しにあたっては、政界、産業界、在京大使、連携機関の関係者等を含む約300名に本学にお越しいただき、教職員一同にとっては大変嬉しくも身の引き締まる一日となりました。

夕方４時から始まった式典では、まず田中明彦学長が、開学20年（前身である埼玉大学大学院政策科学研究科設立からは40年）における歴史と成果を語り、今後も一流の政策研究・教育をもって「世界に確実に貢献する」という決意とともに、これまで支えていただいた皆さまに感謝の気持ちを伝えました。続いて文部科学大臣の林芳正氏（大臣官房審議官、瀧本寛氏による代辞）、元内閣総理大臣（第91代）の福田康夫氏からそれぞれお祝いの言葉をいただきました。

学長挨拶

来賓祝辞：文部科学大臣の林芳正氏（大臣官房審議官、瀧本寛氏による代辞）

来賓祝辞：元内閣総理大臣（第91代）福田康夫氏

式典の後半は、パネリストに豊橋技術科学大学長の大西隆氏、元大韓民国国務総理のハン・スンス氏、東京国立博物館名誉館長の佐藤禎一氏、モデレーターに本学前学長であり日本貿易振興機構アジア経済研究所所長の白石隆氏を迎え、『政策研究の展望とGRIPSのミッション』と題したパネルディスカッションを行いました。

パネルディスカッション『政策研究の展望とGRIPSのミッション』

続いて行われた祝賀会では、改めて田中学長が挨拶した後、衆議院議員の額賀福志郎氏、日本銀行総裁の黒田東彦氏からそれぞれお祝いの言葉をいただき、次いで本学初代学長を務めた吉村融名誉学長が挨拶の場に立ち、開学にまつわるエピソードとともにご来場いただいた皆さまに深い感謝の意を伝えました。式典では少々緊張気味だった会場の雰囲気も随分と和やかになり、続いて金沢学院大学名誉学長の石田寛人氏から乾杯の挨拶をいただくと、会場はさらに盛り上がり、その後内閣府特命担当大臣の茂木敏充氏、内閣官房副長官の西村康稔氏らも駆けつけてくださり、大盛況のまま幕を閉じました。

吉村融名誉学長挨拶

20周年という大きな節目を迎え、今後ともGRIPSは、今後の我が国の政策研究の在り方を考え、新しい次元の政策研究を構想するとともに、地球的規模の課題解決に貢献できる指導的人材の育成を図ってまいります。