政策研究大学院大学では、ベトナム共産党中央委員会組織人事部からの要請を受けて、選抜されたベトナム共産党の各省局次長級幹部職員3名を対象に、平成27年10月2日から12月24日までの約3ヵ月間、研修を実施しました。

本研修は、日本での研究活動、講義、視察等を通して、リーダーシップや政策立案について理解を深めることを目的としています。研修生は本学の正規課程科目や共通・個別テーマについての特別講義に出席するほか、各自が設定した実践的な研究テーマについて、アドバイザーの協力を受けながら研究を行います。

研修生は日本滞在中に、各研究テーマに関連する施設訪問や専門家・実務者との面談を通して日本の経験や課題を学び、論文を作成しました。研究活動では、本研修責任者である堀江正弘教授（本学特別教授、グローバルリーダー育成センター所長）をはじめ、本学の横道清孝教授（副学長）と渡邉泰之准教授、元防衛審議官の徳地秀士氏、国立科学博物館名誉研究員の松浦啓一氏の指導を受けています。

また、福井・金沢へのフィールドトリップでは、福井県の中小企業等を訪問し、ベトナムと関わりのある方々に会い、両国の経済的な繋がりを実感する機会が得られました。

最終日には各自が取りまとめた研究成果を発表して、この研修を修了しました。