清華大学（北京）にて9月26日～29日の日程で短期研修が開催され、GRIPSの学生11名が参加し、横道教授、木下教授、細江准教授が同行しました。

内容としては、清華大学の実際の授業を体験するためにChen教授の“Strategic Management of Public Organization”を聴講し、その上でGRIPSの学生のために用意された2つの特別講義（Wang教授の“中国のNGO”に関する授業とWei助教授の“中国の5か年計画に関する授業”）を受講しました。特に、聴講した清華大学の実際の講義では、学生が講義のテーマに沿って主体的に自国のケースをプレゼンし、それを受けてクラス内で活発に議論する雰囲気が日常化している様子が見られ、GRIPSの学生も、学生間のシナジー効果を高められることが体験でき、大変刺激を受けたようでした。

学生交流としては、清華大学の学生が主催する中秋節の“Luna Party”が開催され、GRIPSの学生もご招待を受け、多数の清華大学の学生と交流を深めました。学生交流では、中国文化に触れることができただけでなく、清華大学で学ぶ学生の背景や学業への姿勢、目標を知ることができ、収穫が多かったようです。

今回の訪問は、反日デモの直後で、GRIPSの学生の安全確保が課題としてある中での開催でした。清華大学はGRIPSの学生の安全を最優先に、一連の行事を校舎内中心に開催して頂きました。当初予定していた日中の学生がともに特別講義を受講することは取りやめざるを得ませんでしたが、学生主催のLuna Partyに本学学生を招待して学生交流の機会を提供して頂くなど、平常時以上の協力・サポート体制で対応して頂きました。清華大学付近は日本で報道されているような無秩序な状況ではなく、非常に安全に過ごすことができました。今回の状況下で、清華大学と密に連絡を取り合い、相互に協力し合うことで清華大学との関係は更に深まりました。

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