〔論文賞〕
・下村郁夫 教授
「土地区画整理事業の清算と土地の評価」

受賞理由（抜粋）：実務的により簡便であり、かつ合理的・客観的な手法を含む土地区画整理事業の制度的な改善を図る布石になる、貴重な論文と位置づけることが可能であり、資産評価政策学会論文賞にふさわしい。

〔論説賞〕
・久米良昭 教授
「判例における借家立退料評価に関する実証分析」

受賞理由（抜粋）：定期借家権の今後の一層の普及を図る観点からも、借地借家法についてはさらなる制度の改善が求められているが、今後の論議にも大きな影響を与えるであろう本論説は、資産評価政策学会論説賞にふさわしい。

〔著作賞〕
・福井秀夫 教授、福島隆司 教授、久米良昭 教授
「競売の法と経済学」信山社（2001年）

受賞理由（抜粋）：金融システムとしての資産評価政策分野の応用問題としての競売市場を法理論、経済理論の両面からアプローチした意欲的な著書である。本 書の代表される研究の蓄積は、現実に短期賃貸借保護制度の廃止を含む現実の法改正に大きな影響を与えており、社会的な影響という観点からも、資産評価政策 学会著作賞にふさわしい。

・資産評価政策学会ホームページ
http://www.japap.org/