2011年6月17日（金）、スシロ・バンバン・ユドヨノ（Susilo Bambang Yudhoyono）インドネシア共和国大統領が本学を訪問され、在京インドネシア大使館及び政策研究大学院大学との共催による特別講演会が行われました。

今回ユドヨノ大統領は、昔からインドネシアと親交の深い気仙沼市の被災地を訪問する目的で来日されましたが、本学での講演会“Responding to Global Challenges and Strengthening Indonesia-Japan Relations”では、東日本大震災について触れ、『同じ津波被災国として今日本が何を経験しているのか、インドネシア国民には分かる』と述べられました。そして、このような震災や人為的な事故が今日では一地域にとどまらず、グローバルな影響力を持っていることから、その解決もまたグローバルな課題として協力して当たっていくことが必要だ、と語られました。

特にインドネシアと日本との関係では、経済協力強化、地域共同体との関係強化、環境・エネルギー問題への対応、そして自然災害防災などの分野においてより強固な協力関係を展開していく必要性について述べられました。

講演会の最後には聴衆からの質問も受け付け、インドネシアと原子力に関する質問などに丁寧に答えていただき、満員となったホールは熱気に包まれました。

講演会の動画（英語のみ）及びスピーチ原稿（英語のみ）はこちらからダウンロードできます：

動画（講演のみ）　動画（全体）　スピーチ原稿（PDF）