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2016.10.27

平成28年度ベトナム共産党副大臣級幹部研修を実施しました

政策研究大学院大学では平成28年10月17日から26日までの10日間、ベトナム共産党中央委員会組織人事部からの要請を受けて「ベトナム共産党副大臣級幹部研修」を実施しました。本研修は、今回が5回目となります。ベトナム側で選抜された共産党副大臣級幹部17名を対象に、リーダーシップと持続可能な経済社会の成長発展を主テーマに講義や訪問を行いました。

 

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 講義では、研修責任者の堀江正弘教授(本学特別教授、グローバルリーダー育成センター所長)をはじめ、本学の白石隆学長、園部哲史副学長、森地茂アカデミックフェロー、工藤年博教授、徳地秀士氏(政策研究院シニアフェロー)、Tran Van To氏(早稲田大学教授)が講師となり、日越戦略関係、日本の現代化と発展戦略、交通・都市開発政策、グローバリゼーションにおけるベトナムの成長戦略、日本の防衛政策、日本の行政改革、政策決定・執行・評価、公務員制度、リーダーシップの在り方について学ぶ機会を提供しました。ベトナムで要職に就く研修生からも、活発な質問や意見が出される場面が見られました。

 

講義のほかには、経済界や訪問先の大学の協力も得て、都内と北陸で現場視察や交流会を実施しました。都内では、日本経済団体連合会を訪問して日本ベトナム経済委員会の委員長を始めとする経済界リーダーとの対話を行いました。研修団からは、ベトナムの党と行政の関係及び所属組織の概要と重点課題について発表し、ベトナムの最新の状況や課題を知って頂く機会になったようです。日本側からも様々の提言が出されました。

また、講義で学んだ日本の交通・都市開発の現場を視察するため、東京メトロと東急電鉄のご協力を得て、渋谷駅周辺の再開発プロジェクトの工事現場を見学させて頂きました。研修生は政府・企業・専門家など多くの関係者が連携するプロジェクトのマネジメントや、ベトナムで高い評価を得ている日本の高度な安全管理を実感することが出来たようです。

 

北陸では、福井県立大学地域経済研究所と北陸AJEC(北陸環日本海経済交流促進協議会)のご協力のもと、ベトナムと関係がある3社(セーレン株式会社、津田駒工業株式会社、YKK)を訪問させて頂いたほか、経済界幹部の方々を対象とした経済セミナーが開催され、研修団団長からもベトナム事情について講演を行いました。研修生は、このような交流を通して日越間の経済関係や絆を深めたほか、福井では、企業のほか東尋坊や永平寺を訪れ、日本の様々な側面を知る機会にもなったようです。

 

最終日、研修生は充実した10日間を振り返り、修了証書を手に帰国しました。

 

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