2017年5月15日(月) に第138回GRIPSフォーラムを開催致しました。今回のGRIPSフォーラムでは、

小手川　大助氏（元ＩＭＦ日本代表理事、キャノングローバル戦略研究所研究主幹）をお招きし、「ドナルド・トランプと世界経済」という演題でご講演いただきました。

講演者: 小手川　大助氏

2007年7月から2010年8月までIMF日本代表理事。理事としてリーマンショック以降の世界金融危機に対処し、特に、IMFの資金の増強のための新規借入取極め（NAB）の最終会合の議長を勤めて6000億ドルの資金増強の合意に導いた。1997年に大蔵省証券業務課長として、三洋証券、山一證券の整理を担当、1998年には金融監督庁の課長として長期信用銀行、日本債券信用銀行の公的管理を担当、2001年に日本政策投資銀行の再生ファンドの設立、2003年には産業再生機構の設立を行うなど1990年代の後半から日本の金融危機の対応をしてきている。このほか、数多くの国際交渉を担当したほか、大蔵省の大臣官房、主計局（外務省、経済協力担当）、主税局、理財局、国際局の要職を歴任。

　2017年春設立の国立サンクトペテルブルク大学経済大学院アジア経済研究所長に就任。