本学では2022年1月24日～28日の5日間、フィリピン政府の事務次官および事務次官補級行政幹部を対象としたオンライン研修を実施しました。

本研修はフィリピン開発アカデミー（DAP）からの依頼を受け、フロネティック・リーダーシップの理論や実践例、ベストプラクティスを学び、フィリピンの事例と比較して、今後の業務に役立てることを目的として実施しています。2018年及び2019年は来日研修を行いましたが、 2021年以降は新型コロナウイルスの影響によりオンラインで実施しています。

今年は新型コロナウイルスへの行政の対応に焦点を当て、保健及び経済分野を中心に、西原文乃准教授（立教大学）、松永正英氏（JICAガバナンス・平和構築部専任参事）、瀧澤郁雄氏（JICA人間開発部次長）、樽見英樹氏（元厚生労働省事務次官）、本学の小野太一教授、仁林健教授による講義が行われました。各講義では研修生から実践的な質問が多く寄せられ、活発な質疑応答が行われました。

最終日には、研修責任者の横道清孝教授（本学特別教授、グローバルリーダー育成センター所長）のファシリテーションのもと、研修で学んだことの振り返りを行いました。