政策研究大学院大学（GRIPS）では2020年11月24日、ベトナム戦略的幹部研修の一環として、3カ月間の中期研修修了生を対象に、初のフォローアップセミナーをオンラインで実施しました。

ベトナム共産党中央組織委員会（CCOP）及び国際協力機構（JICA）との共催によるものです。

本セミナーは中期研修修了生へのフォローアップ及びネットワーク強化を目的としたもので、昨年度の修了生を中心に、2014年度から2019年度までに来日した中期研修生約20名が参加しました。

第1部ではプログラムディレクターである堀江正弘名誉教授による「日本におけるコロナとの戦いの経験と教訓」の講義を受講し、講義終了後にはベトナムの状況や今後の行政の対応も念頭に置いた質問が寄せられました。

第2部では昨年度の中期研修生であるニャンザン（人民）新聞、ダックラック省(外務局)、ベトナム赤十字(防災管理局)、アンザン省(省青年団)の4名が、研修成果の帰国後の活用状況や今後の展望を発表しました。これに対し堀江教授及び本学教授で各研修生のアドバイザーである高田寛文教授、工藤年博教授、菅原賢教授から、フィードバックや各所属での今後の更なる活躍への期待のコメントが寄せられました。

第3部では第2部で発表していない修了生が近況の報告と研修成果の今後の活用への抱負を発表し、来日中に指導を受けたアドバイザーや交流のあった関係者からメッセージを受け取りました。日本側からは独立行政法人国際協力機構、独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所、一般財団法人日本国際協力センターなど、多くの関係者にご出席頂きました。修了生はハノイの会場に集合し、修了生同士や画面越しに日本側関係者との旧交を温めることが出来ました。