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2020.2.25

「日本理解プログラム」を実施しました

本学では、2020年2月10日~14日と17日~21日の2回にわたり、JICA奨学生対象の“日本理解プログラム”を実施しました。

 

本プログラムは独立行政法人国際協力機構(JICA)の委託事業で、日本の近代化過程における開発経験の歴史を理解してもらうための5日間の短期研修プログラムです。

参加者は各回約30名で、日本全国の大学院(修士・博士課程)に在学中のJICA奨学生を対象としています。出身国・地域や専攻分野は多岐に渡り、学生のバックグラウンドの多様性が特徴の一つです。内容は、本学内外の講師陣による講義、グループ討議・グループ発表の他、スタディーツアーや文化体験なども含めた、日本に対する多面的な理解を促進するものとなっています。

 

プログラム前半では、日本の近代化過程に関する包括的な知識を学ぶため、本学のアンドレア・プレッセーロ准教授による「日本近現代史」と「日本政治史」、東京大学大学院経済学研究科の岡崎哲二教授や小島庸平准教授による「日本経済史」を受講しました。さらに、渡辺博史・国際通貨研究所理事長や白石隆・熊本県立大学理事長による特別講義も行われました。

 

スタディーツアーでは、国会議事堂と、羽田クロノゲートや中央清掃工場を視察しました。また、文化体験では、英語に堪能な師範の先生方から書道や茶道の手ほどきを受け、日本の伝統文化に直に触れる機会を得ました。

 

成功と失敗を含めた日本の近代史からの教訓をもとに、プログラム後半では現代日本が直面する社会的・外交的課題の解決策についてグループで討議し、グループごとの提言にまとめて最終日に発表しました。

 

5日間という限られた期間ですが、参加者にとっては、多面的に日本を理解する貴重な機会を得たと同時に、「多様な見方や見解がある」という発見もありました。帰国後のそれぞれの仕事においても、本プログラムで学んだことが生かされ、各国の発展のためになることを願います。さらには、本プログラムがきっかけとなり、各国と日本の関係性がさらに深まることを期待します。

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