2019年11月27日、第2回「国難災害対応マネジメント研究会」を本学にて開催し、防災の研究者、防災に関心を持つ方など約50人が出席しました。研究会には、大学や研究機関で防災の研究に携わる方をはじめ、国や自治体で防災行政に取り組む方、企業・団体・地域で災害対応を担う方、首長、報道機関の方のほか、本学の学生や教員も参加しました。

研究会では、研究会の会長である本学の武田文男防災・危機管理コースディレクターが、設立の趣旨、意義を述べ、国難災害が引き起こす致命的な事態に立ち向かい、乗り越える力を発揮できるよう、課題の洗出し、ＮＩＭＳ（National Incident Management System）の情報共有、日本の特性に応じた対応業務・体制の検討等に取り組んでいこうと提唱しました。続いて、副会長の林春男防災科学技術研究所理事長が、ＮＩＭＳに関する米国における取組み等を紹介しながら、ＮＩＭＳ構築の重要性について、講演を行いました。

参加者からは、ＮＩＭＳに関する質疑とともに、国難災害における課題や、研究会の今後の方向性などについて多くの意見が出され、活発な議論がなされました。

（左：武田文男防災・危機管理コースディレクター、右：林春男防災科学技術研究所理事長）

次回（第３回研究会）は、2020年1月29日に、本学において開催される予定です。