同窓会

同窓会

第7回GRIPS・GSPS合同同窓会

2010年7月24日、前年の神戸に引き続き、仙台にて同窓会が開催されました。 地元宮城県から多数の修了生と三浦副知事の参加があり、また福島、岩手、山形、新潟の各県から計22名の修了生の参加を得て、盛夏の土曜日の午後、懐かしく楽しい時間を出席者一同過ごしました。

 

始めに、八田学長からの挨拶と講演がありました。 GRIPSの最近の動きとして、400人の学生のうち3分の2が外国人で、アフリカからの優秀な学生が増えてきている事、先進国からの学生も増えている事、修了課程では1年制に並行して2年制も導入を検討している事等について話がありました。引き続き、景気対策と成長戦略について講演がありました。 エコポイントや住宅への補助金等が景気対策として意味があるのは、貰った金額以上に自分の貯金を下ろして使うからで、その意味では子供手当ては景気対策にならないが、相続税の引き上げは、多額の税を払うのならばその前に使ってしまえと消費に向かうので、景気対策になり、また消費税のアップは、家を購入するよりは借家の方がよいと購入意欲を抑えるので景気には悪影響になる、さらに保育所や介護施設の民間会社への開放、容積率の緩和等は景気に好影響を与える、との提言がありました。

 

次に、岩手県が出身地の小松教授から、リーダーシップと捕鯨政策に関して講演がありました。 小松教授は、授業では留学生にリーダーシップについて教えているとのことで、リーダーに求められる3つの要件として、

○リーダーが人、国、その業を愛するかが変化を起こす成功の鍵である、

○そのリーダーの愛情の程度でその人についていくかを下の人は判断する、

○リーダーの信念と長期的一貫性が、その人々と国と業への愛情を示す、

を挙げ、またマネージメントとリーダーシップの違い(前者は予算や人員の配置といった通常の業務をこなす事、後者は将来ビジョンを創りその方法を示す事)等の話がありました。 また捕鯨について、クジラは最大のシロナガスクジラ(体重は牛300頭分)を含む13種の大型と70種の小型がいるが、クジラとイルカの違いを誰も答えられず、体長4メートル以上がクジラでそれ以下がイルカとのことで、一同納得しました。 捕鯨政策に関しては、科学と国際法に基づく一貫した主張、外国に対する明確な主張、情報の提供と説明責任の三点が肝要であるとの話がありました。

 

引き続き懇親会がありました。八田学長の挨拶に続き三浦副知事から挨拶があり、宮城県で同窓会を開催されたことへの謝意と、GSPS・GRIPSの修了生は皆非常に優秀で履修の成果が上がっているとの話がありました。横道教授の乾杯の音頭に始まり、今回も橋本教授の名司会で歓談の進む間、参加者全員からGSPS・GRIPSの思い出や現況について話がありました。某県からの出席者からは、人事担当になったのでGRIPSに人を送ろうと努めたが、予算等の関係で叶わず残念至極であるとの話がありました。 地元の宮城県からの最初のGSPS修了生である佐藤企画部長(1896国内プログラム)から中締めの御挨拶があり、その後2時間最後までほぼ全員が歓談を楽しみました。

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