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リサーチ・プロジェクト

2006/4/1 ~ 2011/3/31

ライフサイエンス政策研究プロジェクト

研究代表者

人の遺伝情報の総体であるゲノムの配列が解読され,その機能の研究が進むなど,ライフサイエンス分野の研究は急速に発展を遂げています。高齢化社会を迎えつつある我が国にとり,ライフサイエンス研究の成果を社会に還元し,負担の少ない医療を実現するなど,国民の健康の増進を図り,安心できる生活を可能とすることが特に重要といえます。 平成13年度に策定された第2期科学技術基本計画において,ライフサイエンスは重点的に推進すべき4分野の一つとして取り上げられ,著名な学術誌に掲載される論文が増えるなど,基礎研究の分野を中心に一定の成果を上げてきています。しかし,一方では,ライフサイエンス,特に基礎研究の成果が,実際の医療の現場に応用された例が少ないのではないか,という疑問点も指摘されてきています。
平成18年度から始まった第3期科学技術基本計画における分野別推進戦略においても,「研究成果の実用化のための橋渡し」を特に重視し,国民への成果還元を抜本的に強化していく必要がある旨、指摘されています。 このような状況を踏まえ,本プロジェクトでは,基礎研究成果を展開し,医療応用等社会に還元していくための政策について研究するとともに,その効果,特に国民経済・社会への影響を評価する手法について研究を進めます。