GRIPS 政策研究センター Policy Research Center

客員研究員

2010/4/1 ~ 2011/3/31

科学技術外交の欧米比較研究プロジェクト

研究代表者
  • 篤 角南

「科学技術外交」に対する期待が高まっている背景に、気候変動や食料の安全、貧困撲滅や核不拡散といった科学に関わる国際的課題をはじめ、食料、水、エネルギーといった人類共通の課題が山積する中で、これまでとは違うアプローチで新たな解決ルートを開拓する動きがある。科学技術外交は、そのベースとなる科学的価値観として普遍性や合理性、そして透明性があり、文化的、宗教的価値観の違う人々とも、非イデオロギーという環境において率直に意見交換ができるとされている。特に欧米では科学技術外交の試みが先行しており、欧米各国の取り組みを比較することで日本に有効な形態を考察することができる。 日本でも、近年科学技術と外交を関連づける試みが始まっており「科学技術外交」という形で、国を超えた共通の課題に対する取り組みを明確に掲げている。今後は、東アジア共同体構想の下でアジア域内共通の諸問題を解決し、アジアとして望ましい社会像を構築し、平和で豊かな社会を建設する方途として科学技術連携実現のための比較研究が必要不可欠である。そこで、本研究は日本の科学技術外交を形作るうえで、欧米の科学技術外交への取り組みについて比較研究することを目的とする。