GRIPS 政策研究センター Policy Research Center

客員研究員

2017/6/1 ~ 2018/3/31

ライフスタイル変化に着目した大都市圏における公共交通の需要分析

研究代表者

交通政策の立案にあたり、将来の交通需要を正確に推計することは重要なことである。今後、鉄道新線建設等の大規模なインフラ整備が減少することからも、長期の推計においては、生活様式や価値観の変化に伴う居住地選択や活動の変化に着目し、それらが交通行動に及ぼす影響を正しく把握することが、これまでにも増して重要となっている。しかしながら、わが国の大都市圏における中長期の交通政策には、「4段階推計法」による交通需要推計が未だに適用されており、活動の変化を反映できていないことが課題となっている。そこで、本研究では、従来の分析では表現できなかったライフスタイル変化や住み替え等をも考慮できる長期の「活動-交通行動シミュレーション」を行うことを念頭に置き、その準備段階として,アクティビティベースの交通行動モデルを構築する。具体的には、東京都市圏のパーソントリップ調査の個票を用い、時刻選択、目的地選択、経路選択等の活動をネスティッドロジット構造で連結させたモデルを構築することを目的とする。