GRIPS 政策研究センター Policy Research Center

客員研究員

産学連携人材の育成に関する研究会

代表教員

産学連携の活性化は、現在の日本における知的財産政策ならびにイノベーション政策のいずれの観点からも、最重要課題の一つとして位置づけられる。いうまでもなく、産学連携の活性化のためには、それを担う人材の育成が急務である。大学側の組織である大学知的財産本部や技術移転機関(TLO)において、また企業側の産学連携担当部署において、基礎的な技術シーズの「目利き」の能力を持ち、そのシーズをさらに発展させるべくマネジメントを行うことのできる専門人材が求められている。科学技術諸分野の研究者、ならびに企業経営者などにおいても、産学連携に関するリテラシーが求められている。

こうした人材の供給源としては、ポストドクターなどの高度な専門教育を受けた人々や、企業の研究開発従事者・知的財産担当者などが候補となる。こうした人々に対して適切な情報を提供し、彼らが産学連携専門人材としての知識を身に着ける「入り口」となるような場を作り継続的に開催することが必要である。また、適した知識・能力の開発のための方法論を確立することも求められている。自然科学諸分野の博士号取得者の、純粋な学術研究以外のキャリアパスを確立することについては、全米科学振興協会(AAAS)の年次集会(2016年2月)でも大きなイシューの一つとして採り上げられている。

このような問題意識のもと、2000年より、月一回のペースで土曜日に「知的財産マネジメント研究会」を開催してきた。2017年1月14日で開催回数は185回となり、メーリングリストのメンバーは1200名超、毎回50名~100名程度が参加している。これまでに、この研究会への参加を契機として産学連携専門人材・知的財産マネジメント人材となった人々が数多く存在する。2009年度~2016年度にも本事業の支援を受けて開催した。    

ウェブサイト:http://www.smips.jp/