GRIPS 政策研究センター Policy Research Center

客員研究員

2014年5月20日 Report No:14-08

新たな時代の港湾経営とロジスティクス戦略

著者
分野 総合政策
言語 日本語
要旨

 世界の港湾は大規模な開発や施設の拡充,技術革新の導入により経済のグローバル化を支えてきた.しかし,そのグローバル化の進展が国際ロジスティクスを構造的に大きく変化させ,港湾とくにコンテナ港湾を取り巻く環境を一変させている.即ちサプライチェーン・マネジメントの本格化により,港湾を海陸交通の結節点とする伝統的な概念から脱却せざるを得なくなり,世界の先進的なコンテナ港湾は広域的なサプライチェーンの中核となるロジスティクス・センターづくりを目指して,多彩な取り組みを進めている.本研究は欧州及び米国のコンテナ港湾の取り組み事例について実地踏査を踏まえて比較分析を行い,港湾のロジスティクス戦略の特徴と課題ならびに港湾管理者の新たな役割を明らかにする.

キーワード 港湾経営 サプライチェーン ロジスティクス・パーク ロジスティクス回廊
添付ファイル 14-08.pdf