GRIPS 政策研究センター Policy Research Center

客員研究員

2012/3/28 Report No:11-28

地域における文化財保護はどうあるべきか―「歴史文化基本構想」の取組みを中心として―

著者
  • 田井 祐子 政策研究大学院大学
分野 総合政策
言語 日本語
要旨

2007年、文化審議会において、各市町村が地域の幅広い文化財をその周辺環境も含め総合的に保存・活用していくための基本構想である「歴史文化基本構想」を策定することの重要性が提言された。これを受け、文化庁は、平成20年~22年、市町村に歴史文化基本構想の策定を委託するモデル事業を実施した。本研究は、当該モデル事業を題材とし、自治体における文化財保護行政の望ましい在り方及びそのために国及び地方自治体の取るべき施策を提言することを目的とする。そのため、モデル事業を実施した20自治体へインタビューを行い、モデル事業の効果、歴史文化基本構想の策定過程及び実現に向けて生じた課題、並びに必要な国の支援を分析した。これにより、地域における幅広い文化財の把握と保存活用、文化財保護に関する総合的な計画策定、及び他施策との連携の必要性を示し、そのために自治体及び国がとるべき施策を提言した。

キーワード protecting cultural properties, surrounding environment, basic plan of history and culture (translated by author)
添付ファイル 11-28.pdf 11-28.zip