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グローバル秩序変容時代のリーダー養成プログラム― GRIPS Global Governance Program (G-cube) ―

about

Leader of Leadersを育てるしくみ

 

Leader of Leadersを養成する、新しい人材育成モデルを提唱

多くの分野の専門家を束ねる能力を持つリーダーたち、細切れの断片的な知識ではない、より深い教養に支えられ、専門性が進んだことによって生じる分野の壁を越え、その間の溝に橋を架ける能力や広い視野を持ち、大局的に判断する能力を持つ、Leader of Leadersが必要との立場から本プログラムを開設しました。

G-cubeでは、必修科目として、リーダー一人一人を丁寧に育てる
チュートリアル形式の授業を開講します。

チュートリアルとは、欧米の大学などで行われる授業スタイルで、学生数名に対して教員が集中的な指導を行う教授方法です。チュートリアルはグローバル、先進国、新興国、途上国の4クラスに分けられ学生はそこから主専攻を含めて3つ以上の政策課題を選択します。

チュートリアルは、2~5名の少人数で行われ、教員、国籍の異なる学生とのディスカッション、ディベートを通じて、深い知見と分析能力を見に付けます。毎回ショートエッセイの課題を課すなど、書くことも鍛えます。チュートリアルを通じて、世界のトップリーダーに必要な力を徹底的に身に着けます。

 

Executive Seminar

博士後期課程の必修科目であるExecutive Seminarでは、本プログラムの担当教員に加え、国内外の様々な分野で活躍する方々を講師として招き、合宿形式等で集中的に学びます。講師から現代の諸課題に関してレクチャーを受けるだけではなく、チュートリアル形式やロールプレイ型の討論、グループワークを通じて、大局観に必要な6つの力(見通す力、考える力、伝える力、率いる力、決める力、描く力)の習得を目指します。

~2015年冬の合宿では~

テーマ:「汚職」

合宿に先立ち、学生はケーススタディとして配布された世界銀行資料及び指定されたリーディングアサインメントを読み、事前に予備知識を得た上で、論点を整理してから合宿に臨みました。

合宿では全体的な問題のディスカッションの後、それぞれ異なる立場である5つのステークホルダー(自国政治家と官僚・汚職撲滅機関・自国の産業界・NGO・世銀及びドナー)に分かれ、どのような政策決定が望ましいか、それぞれの立場から模擬記者会見にてプレゼンをし、その他の学生はプレスの役となり、質問や他のグループが提案する政策の批判をしました。続く第二ラウンドでは、現実的な妥協点を模索し、なるべく自分のグループの立場に有利な妥協案を提案しながら、最終的な合意を目指した議論と交渉を展開しました。

 

第一ラウンド

第一ラウンドではそれぞれの立場からの主張を熱弁

戦略を練る。妥協できる点は?

第二ラウンド

第二ラウンド開始

質問する方も慣れてきて、議論が盛り上がりました

 

学生の声

“The G-cube Executive Seminar is an example of the usage of interdisciplinary approach in formulating policies and solving the challenges of our time. Our last Seminar thoroughly discussed the issue of accountability and corruption (which often plague developing countries), through the academic, practitioners, business, civil society and bureaucratic lenses.”

“I mostly enjoyed the 360 degrees perspectives and the pragmatic discussion held throughout the Seminar, given the various nationality, professional background and rich experiences of the participants. The Seminar also provided an opportunity to hone my analytical ability and practical skills through the role playing session, mock press conference and multiparty negotiation.”

 

Tutorial

チュートリアルとは、欧米の大学などで行われる授業スタイルで、学生数名に対して教員が集中的な指導を行う教授方法です。チュートリアルはグローバル、先進国、新興国、途上国の4クラスに分けられ学生はそこから主専攻を含めて3つ以上の政策課題を選択します。

チュートリアルは、2~5名の少人数で行われ、教員、国籍の異なる学生とのディスカッション、ディベートを通じて、深い知見と分析能力を見に付けます。毎回ショートエッセイの課題を課すなど、書くことも鍛えます。チュートリアルを通じて、世界のトップリーダーに必要な力を徹底的に身につけます。

少人数のため、先生との距離が近く、学生にとってはかなりハードですが、同時に刺激的でもあり、他プログラムの学生からも聴講したいと希望が出る、人気の授業です。

 

学生の声

“私が選択したチュートリアルでは毎回、学生から提案したいくつかの論文を全員が事前に読み、サマリーを作成して提出したうえで、授業当日のディスカッションに挑みます。ディスカッションでは先生を交えて、論文の内容を深く理解していくほか、この論文を改善していくにはどうしたらよいか、また、この論文を実際に政策に反映する場合、どのような活かし方があるか、といったことまで幅広く議論していきます。様々な意見が飛び交うので気が抜けませんが、その分得るものの多い、大好きな授業のひとつです。”

“The tutorials offered at GRIPS have been very useful for me as these have broadened my horizon and have geared my research in the right direction. Most attractive feature of tutorials is that they are specially tailored and carefully designed according to the academic requirements of the participating students. The learned professors give students opportunity to discuss their minds freely and openly which becomes a unique learning experience. Because of discussions in tutorial sessions, I have been able to think objectively and grand-strategically about varying situations countries and institutions face on regional and international level.”

 

Policy Debate Seminarについて

冬学期と春学期に開講されるPolicy Debate Seminarでは、作文、プレゼンテーション、ディベートの実践的なトレーニングを通して様々な角度から考える力を鍛えます。元世界銀行のチーフエコノミストや政治指導者等を講師として迎え、講義のほか、危機管理対応も含めたシミュレーション等を行うワークショップ形式の授業も取り入れ、言語、文化、歴史、専門、国籍を越えて知的な議論を行う能力、より多くの人々にわかりやすく伝える能力を涵養します。

2015年は・・・

冬学期にブルッキングス研究所のシニア・フェローであるJohn Martin Page Jr.博士を招聘しました。ペイジ氏は元世界銀行のアフリカ総局チーフ・エコノミストであり、世界銀行の有名な報告書『東アジアの奇跡』を取り纏めた他、貧困削減に向けた政策策定に携わるなど、世界銀行のスター・プレイヤーとして途上国の経済開発支援に多大な貢献をした実績を持ちます。この講義では、「持続的な経済成長に、産業化は必要なのか、産業化に必要な政策とは何か」をテーマに、アジア・アフリカの諸国における産業政策を分析し、ディスカッションを通して地域比較研究をしました。

 

学生の声

“What I find insightful about the lectures is that Dr. Page combines both a historical perspective and Economic perspective of the issue discussed (say Poverty, Industrialization) and clearly articulates how this has evolved over time, what is happening now, what will happen in the future and also gives indicators and solutions to impending solutions. He combines both theoretical and empirical studies while discussing each topic. “

 

“Dr. John Page is versatile in giving insight to the real issues being faced globally and that is also reflected in his lectures. The diversified approaches in ‘Industry and Economic Development’ while linking employment opportunities, poverty alleviation, and economic growth with the trade and industry in the global perspectives specially relating it differently to different parts of the world based on socio-political environment is highly remarkable. Having the rich experience, while being at the important positions of international organizations, the Professor enriches the enlightenment of the course participants about the alternative approaches of the policy making to cope with the problems faced by world in general and developing countries in particular. The course is challenging in a way that it motivates the participants to explore the potential to develop expertise for working as global leader.”

“It is not only contents of the lecture that I find interesting, but also our professor who draws our attention with his teaching skills. By turning those complex contents into logical yet simple concept, it encourages me to learn from this class and it helps broaden my perspective about economic development.”

特別講義について

G-cubeでは国内外のいろいろな分野でリーダーとして活躍してきた方々や、政策形成に携わってきた専門家を招聘し、自身の経験に基づく臨場感のある講義をしていただきます。

2015年度招聘講師(一部)

  • Peter Katzensteinコーネル大学政治学部教授(ハーバード・ビジネス・スクール形式の特別集中講義)
  • ギナンジャール・カルタサスミタ・元インドネシア大統領諮問会議委員(特別集中講義)

 

  • タノン・ビダヤ・元タイ王国財務大臣(特別集中講義)

 

  • 中原 秀人 三菱商事株式会社 取締役副社長執行役員
  • 坂根 正弘 小松製作所相談役
  • 渡辺 博史 国際協力銀行総裁
  • 丸山 和博 東レメディカル取締役会長
  • 小縣 方樹 JR東日本取締役副会長
  • 並木 淳一 Woodside Energy Australia Asia Holdings Pte.Ltd. Senior Asia Advisor、前東京ガス

 

  • 千島 良樹 高根学園理事。元日本航空

 

  • 吉田 浄 日本科学技術振興財団専務理事。前日立製作所

 

学生の声

“The lecture was very useful especially on the importance of management in the organization”

“All the lectures were useful and provided a great opportunity to interact with top-notch professionals from relevant sectors in Japan”

“I might try to look also into the involvement of the corporate sector for my dissertation after this presentation”