
◇ 日本・中国・韓国の3カ国の大学・大学院間での留学生交換プログラムで、グローバルな人材育成を目的に、2011年から2015年まで実施されます。
CAMPUS Asia (Collective Action for Mobility Program of University Students in Asia) プログラムは、文部科学省の「大学の世界展開力強化事業」として行われる留学生交換プログラムです。
日中韓の3カ国間で高等教育ネットワークを構築して日本の大学の国際化を推進し、グローバルな社会で活躍できる人材の育成を目指します。
一方で、国際的な枠組みの中で高等教育の質保証を図りながら外国人学生を戦略的に受け入れて内外の学生間での協働教育を目指します。
本学の「キャンパス・アジア」プログラム
◇ 本学は、韓国・KDIスクール及び、中国・清華大学公共管理学院と協定を結び、相互に修士課程・博士課程大学院学生を派遣しています。
世界の経済と社会は急速な技術進歩を受けて貿易・交通・情報といった多方面でグローバル化し、日本はそのまっただ中にあります。このグローバル化は知識や学術の分野にも及んで、大学が生み出す人材も国際的に活躍することが求められています。これに対応して、実際、欧米先進国はもとより、アジア各国においても質の高い国際的教育が展開されつつあります。
そこで、日本・中国・韓国政府は、1 9 8 7年に欧州で開始された学生・研究者の交流の促進及び高等教育機関の連携を目的とした「エラスムス計画」を範例とし、3カ国大学間の学生交流プログラムとして、「キャンパス・アジア」を開始しました。このプログラムでは、日中韓の3カ国の大学間でコンソーシアムを形成し、単位の相互認定や学位授与を行います。
本学は、韓国・KD Iスクールと中国・清華大学公共管理学院の2つの大学院と共同で、相互に修士課程・博士課程大学院学生を派遣し、公共部門や中核的民間部門におけるミッド・キャリア人材を中心に、社会科学分野を中心とした国際水準の公共政策教育を行います。
本学においては、One-year and Two-year Master's Program of Public Policy等、英語で教育するプログラムを中心に日本語で教育を行うプログラムからも幅広く学生を派遣します。 一方、KDIスクール及び清華大学からはOne-year and Two-year Master's Program of Public Policyを中心とした国際プログラムで学生を受け入れます。
事業のねらい
本学では、課題解決型の社会科学横断的な大学院教育を通じて科学的合理性に根ざした現実的課題解決能力という個人的能力を涵養します。
さらに、この大学院教育を通じて、日本・中国・韓国を中心とした中核的人材ーとくに各国で精選されたミッド・キャリア職員同士の人的ネットワーク形成を目指します。
キャンパスアジア事業の留学制度について
平成24年度から4年間に渡って各国の受入・派遣により合計120人の学生を3学間で交換するプログラムとなっています。 交流スキームとして、
- ダブル・ディグリー
GRIPSで1年間、KDISで1年間、合計2年間の修士課程(修士号を2つ取得)
- 単位認定・単位互換制度
協定大学において 1学期以上留学して取得した単位を本学修了単位に認定(10単位まで)
<適用例>
- そのほかの短期研修等
サマープログラム
One-day Seminar
といったものを行い、 これらを通じて学生の幅広い知見の獲得と学生間ネットワークのさらなる強化を目指します。
ダブル・ディグリー、および、単位互換の例
連携大学に関してはこちらより詳細をご確認下さい。